僕らが毎日やっている最強の読み方: 新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける７０の極意
によって 池上 彰
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以下は、僕らが毎日やっている最強の読み方: 新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける７０の極意に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
佐藤優氏と池上彰氏のコンビの作品は、エンタメとして楽しいので、本書もつい手に取ってしまいました。やはり楽しく、また、タメになります。対談のタイミングは、「おわりに」の日付2016/11/4の少々前だと思われます。両氏とも、既存の書籍(読書の技法・一気に学び直す日本史シリーズ・世界を変えた10冊の本など）を本書中で宣伝したり、それらの内容の繰り返しもあり、その点星一つ減点したものの、個別にチェックすべきネットメディアを述べたり、具体的な新しい提案をしたりしています。それらは巻末に詳細のリストとして掲げられており、参考にしやすい良心的な編集をしてあります。本書に掲げられている著者二人のインプット量はすさまじく大きいです。著者は、読者は完璧主義に走らず、自分は持続的にできる範囲でやればいい、と言っていますので、おそらく著者二人も掲げた新聞雑誌ネット映画等すべてを本書に言う通りの頻度と粒度でチェックしているのではないでしょう。特に、佐藤氏は、（若い人向けにノウハウを伝授しようとするときは抑制的であるとしても）読者を誘導すべくブラフをかます癖がありますから、すべてを額面通りに取らない方がよさそうです。池上さんは事実を言っているようです。それに関わらず、本書によれば、二人とも、驚くべき広さで情報源を精力的にチェックし、考え、自家薬籠中の物にしようと努力し、実際に職業として大量の時事情報エンターテインメントをアウトプットしています。情報源のみならず、彼ら二人の時間の使い方には、学べることが多いと思います。特に、テレビやSNSに使う時間があるなら本を読むこと、禁酒して読書に集中すべきこと、優先順位をつけて毎日確実に時間を作ってインプットすること、読む時間を計って集中を促すこと、関心を持つ分野の基本書籍や高校までの教科書で基礎を固めてから新聞雑誌を読むこと、新聞・雑誌・ネット・書籍・国内外などに区別して情報源の性格を知り考えながら適切に使うこと、電子デバイスやクラウドサービスを効率よく使うこと、など、参考になること、耳に痛いが直ちに倣うべきことが述べられています。二人とも好奇心旺盛で、実に努力家です。
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